【検証その6】TradeTrainer（トレードトレーナー）検証集「一目均衡表」編

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この記事を読むことで

トレードの手法構築や、実際のトレードの反省。勝てるトレーダーになるために必ずやっておくべき過去検証。この記事を見て初心者の方が勉強になれば幸いです。

※過去検証ソフトに「TradeTrainer（トレトレ）」をおすすめする理由（リンクは解説記事です）

1. 購入から最初の設定が非常に簡単にできる
2. 初心者でもわかりやすいUI・使い勝手が良い
3. 購入する前に体験版を使うことができる（通常版とほぼ同じ性能）
4. 検証ツールでは珍しい「経済指標」の確認が簡単にできる
5. 価格が29,800円の買い切り型と、検証ツールの中では特に安い

トレーダーとして成功を目指すのなら、検証を含めた勉強は本当に大切です。手法構築やトレード反省、勉強のために過去検証を始めましょう。

検証集「一目均衡表」編

FXの検証ツール「TradeTrainer」ではFXのトレード手法を初心者でも分かりやすく検証することが可能です。（UIなどが見やすいなどのメリットが多い）

⇒【使いやすい】検証ツール「TradeTrainer」を使うべきメリットについて詳しく解説します

それこそトレード手法は2024年現在星の数ほどありますが、

• 実際に筆者が検証したトレード手法やインジケーター・オシレーター
• 初心者の方におすすめできるトレード手法やインジケーター・オシレーター

について解説していきます。第6回は「一目均衡表」についてです。

一目均衡表とは？

FXにはトレンド系とオシレーター系と呼ばれる2つのテクニカル分析法があります。一目均衡表はその中でもトレンド系に属します。（順張りも逆張りもできる）

• トレンド系は相場の傾向を読む（順張り系）
• オシレーター系は相場の過熱感を読む（逆張り系）

一目均衡表は昭和初期に細田悟一という方が作成した相場分析手法です。「相場は売り手と買い手の均衡が崩れたことによって相場は大きく動く」と言うことを前提に作成されました。

相場の均衡が一目で分かるから、一目均衡表と呼ばれるのです。（ちなみに彼のペンネームは一目山人と呼ばれています。）

日本で作られた分析ツールですが、海外でも数多くの方に使われています。MT4やMT5のインジケーターの欄にも「Ichimoku kinkou hyou」と書かれています。

一目均衡表は「基準線・転換線・先行スパン1・先行スパン2・遅行スパン」の5つの線が組み合わさって作られています。それぞれの計算式は以下の通りです。

1. 基準線＝（過去26日間の高値+安値）÷2
2. 転換線＝（過去9日間の高値+安値）÷2
3. 先行スパン1＝（転換線+基準線）÷2　26日分先行させる
4. 先行スパン2＝（過去52日間の高値+安値）÷2を26日先行させる
5. 遅行スパン＝当日の終値を26日前にずらす

と言ってもここで解説している内容は正直理解する必要は無いです。大切なのは一目均衡表に関する前提条件を理解することです。

一目均衡表は時間や値動きに規則性があると考えています。

• 時間論：一定の時間によって相場は転換する
• 波動論：I波動・V波動・N波動を正しく理解する
• 水準論：相場の変動から大体の価格帯を予想する

上記の3つの理論を頭の片隅に置いたうえで、一目均衡表の基本的な使い方を正しく理解しましょう。

一目均衡表を使うメリット

一目均衡表を使うメリットは「一目均衡表は万能ツールである」と言うところです。

• トレンドの把握・トレンドに乗った順張りトレード
• 押し目買い・戻り売りがしやすい
• トレンド転換・レンジ相場がすぐに分かる
• 天井・底を雲として判断できる
• 強力な買い・売りのサインを把握できる

上記の5つの項目を一目均衡表1つだけで取り扱うことができます。どんなトレードスタイルでも安定して使うことができるのが一目均衡表のメリットと言えるでしょう。

一目均衡表を使うデメリット

一方で一目均衡表のデメリットとしては「チャート上が複雑になる」と言ったこと位です。チャート上に5本の線が出てくるので、見た目がごちゃごちゃします。

逆に言えばそれくらいなので、一度使いこなすことができればずっと使い続けることができるチャートツールであると言えるでしょう。

実際に検証した内容

ここでは実際に検証した内容の中でも、実際に使いやすいと思った手法について軽く解説していきます。初心者の方でも分かりやすく解説をしていくつもりです。

※内容は一応検証をしましたが、他の解説記事よりも信ぴょう性が低いので必ずトレーダーご自身の手で再度検証をしてからトレードを行いましょう。（検証回数100回程度）

• 天井・底貫通後のエントリー・跳ね返りの逆張り

天井・底貫通後のエントリー・跳ね返りの逆張り

一目均衡表はたくさんの線がありますが、その中で一番見やすいのが「雲」と呼ばれる部分です。先行スパン1と2の2本の線に挟まれている部分です。（画像の網掛けの部分）

この部分は抵抗帯として機能することが多く、転換線や基準線で形成されなかった押し目が最後に発生する可能性がある場所と言えます。

逆にここを貫通した場合、トレンドの転換を意味するため一気に値動きが反転する可能性を秘めているのが特徴です。

と言うことを踏まえたうえで私はこの雲のみに注視してトレードを行うことにしました。

• 雲内部での抵抗確認⇒雲を超えたら押し目買いエントリー
• 雲内部での貫通確認⇒貫通後次足で順張りエントリー

時間足は1時間以上を推奨します。筆者の検証は1時間足で行いましたが、15分程度の短い時間足だと転換を繰り返す代わりに信用度が低くなります。

勝率としては平均的な50％前後で、初心者でも分かりやすいトレードスタイルなので今回取り上げました。移動平均線と同じく初心者におすすめできるトレード手法です。

ただし利確や損切りの判断材料が乏しいという点には注意してほしいと思います。

FX検証するならTradeTrainer

FXの検証をする際は、良い検証ツールを使うことが大事です。使いやすい検証ツールを用いる他、有料・無料で性能差がある場合も。

私が使っている有料検証ツールは「TradeTrainer」です。ストラテジーテスターを用いた検証ツールではないため、チャートの巻き戻しや途中保存が可能です。

加えて他の検証ツールにはないメリットを数多く兼ね備えており

• MT4のインジケーターを表示可能
• ヒストリカルデータは無料
• 他通貨ペアとの検証（相関比較）が可能
• 経済指標の表示可能
• トレード結果の出力（HTML・Excel）が可能

ができるのが特徴です。普段無料の検証ツールを使っていた筆者からすれば、こんなに使い勝手が良かったのかと思うばかりでした。

FXの検証ツールとして有名なのはForexTester4があるかと思いますが、正直この商品よりも使い勝手はかなりいいと思っています。

加えてForexTesterは32000円（通常価格）ですが、TradeTrainerはヒストリカルデータなどを標準搭載で29800円。買ったらすぐ使えるのはありがたい。

上記のメリットのように、TradeTrainerだけの機能（ヒストリカルデータ標準搭載・重要指標確認システム）もあるので本当に使いやすいです。

もし本気でFXトレードを成長させたいと思っているのであれば、有料検証ツールを検討するのも1つです。

※ちなみにこのTradeTrainer、無料版も搭載されています。使用回数は有限ですが有料版と変わらない使い勝手なのでまずは無料で試してみましょう。

まとめ

今回は「TradeTrainer（トレードトレーナー）検証集「一目均衡表」について徹底解説しました。

• 一目均衡表は買い手と売り手の均衡を把握して、相場の値動きを判断するツール
• チャート上は複雑になるが、一度使えるようになれば万能なツールと言える

トレードの手法構築や、実際のトレードの反省。勝てるトレーダーになるために必ずやっておくべき過去検証。この記事を見て初心者の方が勉強になれば幸いです。